「ドコモ光」 vs 「auひかり」
*2016年7月11日更新版。
2015年3月から、「フレッツ光」の回線を利用した「ドコモ光」がスタート。そこで、「ドコモ光」に電話などで話を聞きました。
今回の記事では、その内容も踏まえて、「ドコモ光」と 「auひかり」の特色、口コミ・評判を比較してみました。
結論から言うと
割引額を比較しますと、「auスマートバリュー」の方が安くなるケースが多そう。家族全体での割引額を見てみますと、auが、おおむね1・5倍から2倍という結果になっています。
auの場合、固定電話(500円程度)にも加入する必要があります。なので、単純な比較はできませんが、それでも「au圧勝」の印象です。
(参考)
・マイナビニュース:3キャリアの光回線セット割が出揃う - 家族全体でもっともお得になるのはauに?
(2015年2月6日)
「ドコモ光」って何?
「ドコモ光」のサービスは、携帯電話とセットで割引になること等を除けば、基本、「フレッツ光」のサービスと同様と考えられます。
念のためですが、「フレッツ光」(FLET'S光)はNTT東日本とNTT西日本が運営しているインターネット回線(光回線)サービス。ですが、プロバイダとして、とくとくBB(GMO)やOCN、Yahoo!BB、ぷらら、@nifty、BIGLOBE、So-net といったところも窓口となってサービスを提供しています。
「auスマートバリュー」ってどうなの?
上記の動画では、ケーブルテレビ系の「auひかり」について述べていると思われます。
動画の要旨は次のとおりです。
・携帯電話については、「auスマートバリュー」を申し込めば、月額料金が2年間最大 1,410円(税抜)引きになる(ネットと電話のセット割引)。
・WiFiルーターについては、「auスマートバリューmine」を申し込めば、スマホなどの月額料金が毎月最大 934円引きになる(スマホなどとWiFiルーターのセット割引)。
・ケーブルテレビの光回線は、下り最大 160 Mbps、上り最大 10 Mbps。
・「auスマートバリュー」は、「ネット」「固定電話」「スマホ」の3つセットで申し込まないと適用にならない
・「ネット」「固定電話」「スマホ」が別々の契約で、違約金があったりする。
料金比較
「ドコモ光」の月額料金(回線利用料と接続事業者(ISP)への接続料を合わせた料金)は、3,800円(マンションタイプ)~ 5,400円(戸建タイプ)程度。
セット割「ドコモ光パック」では、最大 3,200円の割引になります。「ドコモ光パック」は、「ドコモ光」と「スマホ等のパケットパック」をセット申し込むと、割引が適用される仕組みになっています。
ドコモ光の戸建て向け・料金一体型「タイプA」(月額 5,200円)の場合ですと、最も大容量の「パケットパック30」(30GB/月、月額 2万2,500円)を契約した場合は「光シェアパック30」(月額 2万4,500円)が適用され、月額 3,200円の割引となります。
ですが、「ドコモ光パック」は、容量が少ないパケット料金プランであればあるほど、割引額が減っていきます。
一方の「auひかり」は、高速通信の場合、住居タイプによって、4,050円(マンション ギガ)や 5,200円(ギガ得プラン、一戸建て2年契約)のコースがあります。au携帯を持っている場合には、お得なセット割引(「auスマートバリュー」)があります。
「auスマートバリュー」が適用になれば、スマホの月額料金が2年間最大 1,410円(税抜)引きになります。
「ドコモ光パック」と「auスマートバリュー」の比較については、当ブログの次の記事で取り上げています。
・【どっちが安いの?】「ドコモ光パック」 vs 「auスマートバリュー」(料金,比較)
「ドコモ光」の実測速度は?
「ドコモ光」の速度について、twitter には次のようなスピードテストの結果が投稿されています。
・下り 384・28 Mbps
・上り 460・02 Mbps
(参考)
・twitter:NTT東日本フレッツ光のBB.exiteからドコモ光のBB.exiteに変更したら
(2015年3月30日)
「フレッツ光」と「auひかり」の速度比較
速度の比較については、動画を2本ご紹介します。
1本目は「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」。スピードテストの結果は、下り 590・5 Mbps 、下り 317・4 Mbpsという高速スピードが出ています。「ストレスをまったく感じることなくネットが利用できている」とのこと。
〇 「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」のスピードテスト
〇 「auひかり ギガ得プラン」のスピードテスト
上記の2本目の動画は「auひかり ギガ得プラン」で、実測速度は、1回目:下り 64・5 Mbps、上り 43・0 Mbps。2回目:下り 38・54 Mbps。3回目:下り 74・89 Mbps、上り 40・94 Mbps。4回目:下り 79・34 Mbps上り 49・26 Mbps。
「フレッツ光」と「auひかり」の比較については、次の記事でも取り上げています。
・【光回線ならどっち?】「フレッツ光」vs「auひかり」(速度・料金 比較)
「光コラボ」って何?
「ドコモ光」は、光コラボレーションモデル(光コラボ)という仕組みを使っています。
NTT東日本とNTT西日本が、「フレッツ光」の光回線を様々な業者に卸提供するのが、「光コラボレーションモデル」(光コラボ)。光コラボはFVNO(仮想固定通信事業者)の一種。FVNOは、MVNO(格安SIM)の固定回線版といったところでしょうか。
光コラボについては、当ブログの次の記事でまとめています。
・【ゼロからわかる】 光コラボレーションモデル (光コラボ)
光回線のシェア1位は OCN の「フレッツ光」
OCN(NTTコミュニケーションズ)のサイトを見てみますと、もっとも加入者が多い光回線は、OCNの「フレッツ光」なのだそうです。私自身もOCNの「フレッツ光」を利用しています。
「光コラボ」のシェア1位は「ドコモ光」
MM総研が、2016年6月7日、2015年度のブロードバンド回線事業者の加入件数調査の結果を発表。光コラボのシェアでは、NTTドコモが33.4%で1位を獲得。光コラボは、NTTドコモとソフトバンクで約 6割、大手ISPを含む上位10社で約 9割のシェアを占め、大手通信事業者に集中する結果になりました。
「光コラボ」のシェアについては、次の記事をご覧ください。
・【光コラボ】 ドコモ光がシェア1位に
「フレッツ光」の口コミ・評判は?
たとえば価格.comから「GMOとくとくBB」と「OCN」のレビューを抜粋すると、次のようなものがあります。
〇 GMOとくとくBB
「最安値価格帯のプロバイダだと思います。
(中略)
最初は安いだけかと思っていましたが、お薦めのプロバイダです。」
〇 OCN
「通信業者では最大なので信頼性が高いと思います。」
「フレッツ光」から「ドコモ光」への乗り換えも可能
すでにNTT東西の光回線サービスを契約しているユーザーも、ドコモの携帯電話を利用していれば、「ドコモ光」に契約を変更できます。
「フレッツ光」と「光コラボ」の違いについては、次の記事で解説しています。
・【疑問解消】 「光コラボ」と「フレッツ光」の違いは何?
お知らせ
facebook もやっています。よろしければのぞきに来てくださいね。
・facebook:ゼロからわかるドコモ光
・facebook:ゼロからわかる光コラボ
「フレッツ光」の方が安いケースも?
お手頃価格な「光コラボ」ではありますが、「フレッツ光」の方が安くなるケースもありそう。
たとえば、プロバイダ「GMOとくとくBB」のフレッツ光の場合ですと、NTT東日本の月額料金が 3,450円(マンションタイプ・プラン1)、とくとくBBのプロバイダ料金が月額 530円(税抜)。ですが、「最大12か月間プロバイダ料金無料、2年間で最大1万6,800円割引(東日本のギガファミリータイプの場合)」などというキャンペーンをしていたりします。
ですので、「フレッツ光」なども一緒に比較検討してみると、よりよいと思います。
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